補助錠から始める防犯対策

世の中に補助錠は色々ありますが、取り付けが面倒だと、購入しても結局使わずじまいになることもしばしばです。使用に際して手間が掛かるものも、毎日の使用を嫌厭されがちです。

しかし、これが粘着テープで窓のサッシに貼り付けるだけ、片手の指一本、一瞬押すだけで施錠、解錠ができるとなったらどうでしょう?とても簡単に設置できる上、粘着力も粘着テープで止まっているとは思えないほど強固なので、まさに日常の窓の防犯にピッタリです。

商品自体の厚みが薄ければ、窓以外にも、網戸に、室内の引き戸や襖にと、応用範囲が広がります。

粘着テープで貼る位置により、全く開かない状態から少し換気できる状態までフレキシブルに対応できるので、途中まで開けてロックしておくこともできます。よって、風通しのために少し開けておくといった使い方の他、幼児や猫などペットの悪戯・脱走対策にも使えます。

室内の鍵の付いていない部屋に鍵を簡単に取り付けたい場合にも補助錠は活躍してくれます。

通常、鍵の取り付けには、ドアノブを替えたり何かと面倒なことが付き纏い、金銭的にも数万ほど掛かります。ところが、補助錠であれば、穴開けなどの工事が不要な上、女性でも説明書なしで開封後20秒以内で取り付け完了!1,000円程度と、安価な出費で鍵付きの部屋にすることができます。施錠完了後はしっかりと頑丈にロックされ、ちょっとやそっとのことではドアは開かず、がっちりとガードしてくれます。

防犯のみならず、突然のドア解放対策としても効果的なので、プライベート空間の確保にも大いに役立ちます。幼児やペットのいる家では、彼等の不意な侵入を防ぐことにも一役買うので、細かい部品などが多い自転車やパソコンのパーツも部屋で安心して広げて弄くれます。

夏の暑い時期、エアコンが苦手という人は、上述の窓の補助錠に鳴き砂利を組み合わせるとセキュリティがより一層向上します。1階の部屋で、窓を全開にして網戸だけにしてみても、防犯と風通しの良さによる涼しさとを両立でき、夜も安心して寝られます。

鳴き砂利は特殊な砂利で、上を歩くと「ジャリ! ジャリ!」と大きく耳障りな音を立てます。いくら忍び足にしようとも、「ジャリ! ジャリ!」という音の大きさは変わりません。空き巣や泥棒などの侵入者にとって、最大の脅威は大きな「音」と「光」です。鳴き砂利が敷かれた場所は、自然と彼等の足を遠ざけます。

砂利を敷いて「侵入者をいち早く察知する」という防犯手法は、城郭において、忍び対策として何百年も前から用いられてきたものです。アナログですが、歴史がその防犯効果を実証しています。

城内の砂利道は、砂利層の厚みを厚くすることによって、自然の砂利でも大きな音が立つようにしていますが、現代の鳴き砂利であれば、砂利層にそれほどの厚みを持たせなくても城内以上に大きな音を立てられます。

ちなみに、鳴き砂利は、60Lで、窓の下に敷き詰めるのにちょうどいい量になります。